おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ

CS放送

第 5 話涙を知るひと ~ぽっぷとハナのないしょ~

2004/08/21放送
脚本:成田良美 演出:五十嵐卓哉/中尾幸彦 作画:篁 馨 美術:ゆきゆきえ/塩崎広光

どれみの妹・春風ぽっぷは、小学1年生と思えないほどしっかり者。学校ではきみたかのイジワルを止めさせ、MAHO堂ではハナちゃんのお世話。おむつを取り替えてあげることだってできるんです。でも、時々ハナちゃんのことがうらやましくなることがあります。みんなにお世話されて可愛がってもらえるし、思いきり甘えられるし。「私もハナちゃんみたいになりたいなあ」とぽっぷがつぶやいた瞬間、ハナちゃんの髪飾りが光り……何と、ぽっぷとハナちゃんが入れ替わってしまったのです!
そうとは知らないどれみたちは、ハナちゃんになったぽっぷのお世話。身ぶり手ぶりで何とかわかってもらおうとがんばっていたぽっぷでしたが、だんだんいい気分になって眠ってしまいます。赤ちゃんって何て楽チンなんだろう。まるでお姫さまみたい。夜中に目を覚ますと、みんなは家に帰ってしまった後。おまるで用を足している時、ぽっぷは重大なことに気づきます。入れ替わったまま家に帰ったハナちゃんは、まだ一人でおしっこができないし、おむつを着けてもいないのです。
夜が明けた春風家では、ぽっぷになったハナちゃんを、お父さんとお母さんがびっくりして見ています。朝ご飯はポロポロこぼすし、おねしょまでしています。学校行ってもイタズラのし放題で、クラスのみんなは大騒ぎ。一方MAHO堂では、ハナちゃんになったぽっぷが気が気でない様子。もしもハナちゃんが学校でおもらしをしたら、しっかり者のイメージもだいなし。大変なことになってしまいます。ようやくMAHO堂を抜け出したぽっぷは、三輪車を飛ばして学校へ向かうのですが……。
ぽっぷが窓から教室をのぞくと、思った通りハナちゃんのせいで大パニック。どれみとももこがハナちゃんになったぽっぷをつかまえて、MAHO堂に送り返そうとします。どうしてわかってくれないの? 涙を流しながら懸命に訴えるそぶりを見て、どれみが言いました。「ぽっぷ?」赤ちゃんだったぽっぷが泣く時のクセや表情を、どれみはよく覚えていたのです。ハナちゃんはおもらしをしそうになりますが、どれみの活躍でぎりぎりセーフ。ぽっぷは夕暮れの帰り道で、ちょっと赤ちゃんみたいになって、どれみに甘えてみるのでした。
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