おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ

CS放送

第 7 話タイヤキダイスキ! ~親子のないしょ~

2004/09/18放送
脚本:大和屋 暁 演出:佐藤順一/座古明史 作画:桑原幹根 美術:ゆきゆきえ/塩崎広光

MAHO堂にめずらしいお客さんがやって来ました。5年2組のクラスメイトの吉田くん。吉田くんは「食べてみてくれ」と、どれみたちにタイヤキの箱を差し出します。「おいしーい!」それもそのはず、吉田くんの家は行列のできる有名タイヤキ店・〝元祖〟吉田屋。お父さんとケンカして、お前がタイヤキを焼くなんて10年早いと言われた吉田くん。〝本家〟吉田屋となって見返してやるために、オリジナルタイヤキの開発に協力してくれるよう、どれみたちに頼みに来たのです。
吉田くんはどれみたちにタイヤキを焼いてみせます。材料も焼き方も全部同じなんだけど、なぜか〝元祖〟のものにはかなわない。そこで吉田くんとどれみたちは、アイデアで勝負することにしました。イチゴや栗やカスタードクリームのつまった、5個で1セットのミニタイヤキ。色々な味を楽しめるし、組み合わせしだいでおいしさのバリエーションは無限大。これなら〝元祖〟に勝てるかもしれません。
ミニタイヤキは予想以上の好評で、MAHO堂は大繁盛。今日もたくさんのお客さんが列をつくっています。マジョリカやララも大喜び。吉田くんは鼻高々。だけどお父さんには、「お前のタイヤキには心がない」と言われてしまいます。心がないってどういうことだろう? 悩める吉田くんは、あることに気付きます。ミニタイヤキを食べたお客さんは確かにおいしいって言ってくれる。でも〝元祖〟と違って、二度買いに来るお客さんはほとんどいないのです。
日に日に短くなってゆくMAHO堂の行列。様子を見にきたお父さんを追って、吉田くんはお店を飛び出してゆきます。いつもお客さんのことだけを考えてタイヤキを焼きつづけてきたお父さんだけど、父親を乗りこえたいという自分の気持ちだってわかってほしかったのです。お父さんと仲なおりした吉田くん。お客さんのことだけを考えた〝心ある〟タイヤキを焼くために特訓開始。「おいしーい!」と心から笑ってもらえるその日まで、がんばれ吉田くん。
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