ストーリー

テッドは親もなければ住む家もないという貧しい少年である。
「ガリバー旅行記」を上映中の映画館にもぐりこんで只見を楽しんでいると、係員に見つかって放り出されてしまった。
いくあてもないまま、知り合ったばかりのネジ人形の大佐、野良犬のマックと一緒に、時間外で誰もいない遊園地に出 かけた。 動かないメリーゴーランドに乗ったりして楽しんでいると目に入ったのが、宇宙船。
中に入って遊んでいて夜警にみつかる。で、逃げ回っているうちに、ロケット花火に火がつき、花火はテッド達を乗 せたまま夜空高く飛び上がってしまう。落ちたところは森の中、一件の家が見えた。
それは今は白髪となった老ガリバーの住まいであった。
ガリバーは老いたりといえ、未だに旅の夢を捨てていなかった。しかも、今度は宇宙のかなたにある青い希望の星を 目指して 宇宙旅行に出るのだという。テッドたちはぜひ一緒に連れていって欲しいと願い、同行することになった。さっそく訓 練と準備にはいる。
いよいよ出発。宇宙船ガリバー号は、森の動物達に見送られて宇宙へと飛び出した。 青い希望の星に近ずいたところ、ガリバー号は別の星に強制着陸させられる。そこは人間ともロボットともつかない連中が住む 星であった。
そして言うことには、青い希望の星は今ロボットに支配される悪魔の星なのだそうだ。テッドは青い希望の星に乗り込み、 ボスロボットを倒した。人々に再び希望が甦る。

解説

東映動画が長編アニメーション映画として初めて手掛けたSF作品。といっても、ハードなものではなく、きわめて幻想的な 要素が強い。
作品全体一種独特な様式化がなされて、それが風変わりで不思議な味わいを生んでいる。非常に刺激的という作品ではないが、 わすれ難い印象を残す作品の一つといえる。特に、いくつかのシーンは、高度に抽象化された形態、特有の色調と相まって、 超現実的存在感を生み出している。
ともあれ、一見に値する作品であることに間違いない。

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