ストーリー

昔々、太郎という元気な男の子がおばあさんと二人で暮らしていました。太郎の身体には生まれつき龍のうろこの形をしたアザがあり、村人たちから、魔物の子、龍の子と陰口を叩かれていました。ある日、太郎の前に天狗さまが現れ、相撲の勝負を挑んできます。天狗さまは強い太郎を気に入って、人のためにだけ使うことのできる百人力を授けてくれました。その力で村人の手伝いをしていた太郎は、川上の村で暮らす美しい娘・あやと出会います。あやのおばあさんが言うに、太郎の死んだはずのお母さんが実は生きているかもしれないとのこと。掟を破った罰として龍の姿に変えられた母は、太郎を産み落とすと、目が見えなくなって遠い北の湖へ行ってしまったというのです。必ず母を捜し出すと決意した太郎のもとに、あやが赤鬼にさらわれたとの報せが届きます。太郎は鬼の手からあやを取り戻し、無事に母と再会することが出来るのでしょうか?

解説

国際児童年の協賛作品として製作された長編作品。松谷みよ子の創作童話を原作に、監督には「キューポラのある街」で知られる名匠・浦山桐郎を迎え、主人公の太郎が母を捜す旅を通して成長してゆく姿を生き生きと描いている。四季折々の日本の風土を見事に表現した水墨画風の美術や、吉永小百合の客演など、見所は尽きない。日本のアニメーションならではの豊かな叙情に満ちた名作だ。

ストーリー
エピソード
キャラクター/
キャスト
スタッフ
主題歌/
挿入歌
リンク
作品トップ
PAGE TOP