エア・ギア

TV 番組

第 13 話Trick:13

2006/07/04放送
脚本:小中千昭 演出:丸藤広貴 作画:大河原晴男 丸藤広貴 美術:飯島由樹子

チーム『小烏丸』としてパーツウォウに挑み、見事Fクラスの『サーベルタイガー』を下したイッキたち。その中でリンゴは確信する。イッキは、無意識的ながらも大技トリック『ムーンライド』を決めた。やはり彼には見えている。『翼の道(ウイングロード)』が…。それこそA.Tに非凡な才能を持つ証。トロパイオンの頂上を目指し、空の王になる素質を備えた数少ない人間なのだと…。だが、トロパイオンの頂上を目指すには、八本の道に控える八人の王を倒し、特別な能力を持つ八つのレガリア(パーツ)を手に入れなければならない。イッキたちの闘志にも火がつく!!
八本の道を制するというチームの目標も見え、俄然士気の高まるチーム『小烏丸』。だがそれに水をさす人物が、長い巡業…いや、出張から帰ってきた。野山野家の長女『リカ姉』だ。一方、リカ姉の女子プロレスラーという正体を教えてもらえず、試合にも連れて行ってもらえなかったイッキは、深夜のコンビニで奇妙な人物と出逢っていた。関西弁の、どこか人当たりのいい性格。車椅子で、犬たちを連れた侮れない雰囲気を持つ青年…。それは、ここに来る途中、イッキが遭遇した『目にも止らぬスピードですれ違った何か』…のようにも思えるが…。
「これからがオレの伝説の始まり」…久し振りに帰ってきたリカ姉に、初勝利を誇らしげに語るイッキ。そんな彼を、リカ姉は理由も告げずに頬を叩いた。表情は硬く、どこか雰囲気も違う。しかも、まるでリンゴにも非があるかのような厳しい視線を向けた。「A.Tまでは容認してあげる。でも、ストームライダーになって、他のライダーとバトルするなんて事を私は認めていない!!」…あくまでリンゴたちを特別視し、イッキに対して否定的なリカ姉。「あなたのA.Tはただの凶器です。A.Tは没収します!!」
一方、今の『小烏丸』は攻め続けるべきだと考えていたカズとオニギリは、次なるバトルの選択に精を出していた。そして見つけたのは…銭湯という名のパラダイススポット!! だがテンション上がる二人とは対照的に、イッキの表情は重い。しかもその悩みが彼をリキませ、煙突の先端に張ってあるエンブレムに上張りしようとして、銭湯へと落下してしまった!! そこで見たのは、リンゴと一緒に入浴していたリカ姉の、イッキを見つめる哀しそうな表情。そして…涙。「リカ姉のあんなカオ、初めて見た…」…果たして涙の意味とは…!?
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