も~っと! おジャ魔女どれみ

TV 番組

第 30 話まぼろしのレシピをください!

2001/09/02放送
脚本:成田 良美 演出:山吉 康夫 作画:河野 宏之 美術:行信三/下川忠海

魔女幼稚園で暮らしているハナちゃんの魔力が突然弱くなった。心配したマジョミラーがマジョハートにハナちゃんの診断を依頼したところ、なんとハナちゃんは先々代の女王様の呪いがかけられていることが判明します。強すぎるハナちゃんの魔力を警戒した先々代の女王様が魔力の成長に欠かせない野菜を嫌いにさせる呪いをかけ、ハナちゃんが野菜を食べられないようにしてしまったのです。このまま放っておくとハナちゃんは魔法を使えなくなってしまうと
途方にくれているどれみたちに女王様は、マジョロクサーヌが持っているレシピ日記に載っている野菜を使ったお菓子ならば、呪いを打ち破ってハナちゃんに野菜を食べさせる事が出来るかもしれないと助言します。マジョロクサーヌは、先々代の女王様のお抱えシェフで、野菜が苦手だった先々代の女王様のために、たくさんの「野菜を使ったお菓子のレシピ」を残しているというのです。
どれみたちは、マジョロクサーヌのもとへ出向いてレシピブックを譲って欲しいとお願いしますが、マジョロクサーヌは「自分の弟子マジョパーラーにお菓子勝負で勝ったなら渡しても良い」と条件を出してくるのでした。しかし、 マジョパーラーのお菓子作りの実力はどれみたちよりはるかに上。どれみたちの勝ち目はほとんどない。マジョロクサーヌには、先々代の女王との唯一の思い出の品である レシピブックを他人に譲り渡す気など最初からなかったのです
しかし、どれみたちはそんな絶望的な勝負でも、自分たちに出来る精一杯であきらめずに挑戦します。そして、どれみたちの作った楽器をかたどったケーキを食べた瞬間、マジョロクサーヌの脳裏に長い間忘れかけていた先々代の女王様のオルゴールのメロディが浮かんできます。涙を流すマジョロクサーヌ。「食べるものの気持ちになってお菓子を作る」そんなどれみたちの気持ちと、かつて自分が先々代の女王様のために野菜のお菓子を作っていた時の気持ちがマジョロクサーヌの中で重なった。
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