学園祭も終わり、ホッとしたつぼみたちは植物園でお茶をしていました。みんなはノンビリと楽しい時間を過ごします。でも、突然何かが空から降って来ました。あわてて外へ出たつぼみたちの前に、デザトリアンとは違った怪物が現れます。怪物は目から怪光線を出して、花を枯らし、緑の大地を砂漠に変えました。それを見たつぼみたちはプリキュアに変身、怪物を止めようと挑んでいきます。しかし怪物には普通の攻撃が通用しません。そこでプリキュアは、一斉にフォルテウェイブを怪物に叩き込みます。その威力の前に怪物は消えてしまいました。そして、アンテナのような妙な形をしたものが後に残されます…





アンテナから砂漠の使徒の支配者、砂漠の王デューンの声が聞こえてきました。デューンは宇宙を進む惑星城にいるのですが、地球に向けて砂漠の種を発射したというのです。砂漠の種・デザートデビルは緑を枯らし地球を砂漠化する恐ろしい怪物。このデューンの挑戦を受けて立つ決意をするプリキュアですが、デザートデビルに勝てるかどうかわかりません。こうなれば残された時間でパワーアップするしかないと思ったプリキュアは、プリキュアパレスで最後の試練を受ける覚悟をします。でも、最後の試練は、ハートキャッチミラージュを手に入れたときよりも、さらに厳しいものだとおばあちゃんは言いました。

おばあちゃんや妖精たちと一緒に、ふたたびプリキュアパレスへと向かうプリキュアたち。でも、光に包まれたかと思った次の瞬間、プリキュアたちはバラバラに不思議な世界へと飛ばされてしまいます。そして、そこへ自分たちそっくりの姿をした戦士が現れました。最後の試練とは、自分自身の影と戦うことだったのです。しかも影は、少し前の自分たちが持っていた暗い心の象徴でした。キュアマリンえりかはお姉さんのももかに対するコンプレックス、キュアサンシャインいつきはお兄さんや家のためにむりやり抑えていた自分の気持ち、キュアムーンライトゆりはコロンを失った悲しみの心だったのです。





自分たちの影の姿に少しとまどいますが、強い心を持っているプリキュアにとって試練は難しいものではありませんでした。プリキュアたちは過去の自分を認め、より大きな心で受け止めます。次々に影たちはプリキュアとひとつに戻っていきました。そして最後の試練を乗り越えたプリキュアたちは、プリキュアパレスに戻っていきます。最後の試練を乗り越えたあかしとして、プリキュアの石像が飾られました。お互いの無事を喜ぶマリン、サンシャイン、ムーンライト。でも、キュアブロッサムだけが戻ってきていないことに気づいて心配します。そのころ、ブロッサムはいまだ試練を乗り越えられずにいました…

次回の花ことばをお楽しみに！