ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 58 話ペット妖怪!白うねり

2008/05/18放送
脚本:木原 大輔 演出:西沢 信孝 作画:八島 善孝 美術:清水 哲弘

小学生の大地と駿と未来は、当番をサボった罰として、旧校舎の掃除をすることになった。ほこりだらけの旧校舎の教室には、何かが這い回ったような跡があり、不気味がる駿。落ちていた雑巾を拾った大地だったが、いきなりそれが動きだした。大地と未来は珍獣と思って捕まえようとする。一方、妖怪横丁では、鷲尾とのデートに出かけようとめかしこんだろくろ首を、傘化けがイジワルして化粧をだいなしにしてしまう。ネコ娘になぜあんなことをしたのかと問われ、傘化けは、人間と妖怪が無闇に仲良くするのは良くないと主張するのだった。
旧校舎の外に逃げてしまった動く雑巾を追いかける大地たち。テニスのコーチのアルバイトをしていたネコ娘は、それが古くなった雑巾が魂を持ったもので、悪い妖怪ではないと3人に告げる。大地たちはそれにギュギュという名前をつけて、ペットとして飼うことにした。一緒に掃除して仲良く遊ぶギュギュと大地たち。それを見守っていた傘化けは、かつて舞妓に拾われ仲良く暮らしていたのだが捨てられてしまった体験から、人間と妖怪が仲良くしても、結果的に別れが待っているだけだと思い、早目にそのことを気付かせようと一計を案じる。
旧校舎の黒板に、妖怪は汚せば汚すほど大きくなると書かれてあるのを見た大地たちは、どんどん掃除してギュギュを成長させる。成長したギュギュは、龍の様な姿になった。背中に乗って喜ぶ大地たちだったが、外に出ようとするギュギュを必死で止めざるをえなかった。このままでは他の人間たちに見つかって大騒ぎになる。旧校舎で飼い続けられなくなった大地たちは、廃工場へギュギュを連れて行く。ほこりがいっぱいでギュギュが喜んでいる隙にそっと立ち去る大地たち。これでいいと様子を見ていた傘化けは、ギュギュの異変に気付く。
白うねりは急激に成長したために妖力を制御できず、暴走して、あたりのものをカビだらけにしながら街へ向かった。大地たちを追って学校まで来てしまうギュギュ。鬼太郎はカビに覆われ、自由がきかず苦戦する。白うねりをきれいにすれば小さくすることができるという大地たちの案で、鬼太郎は白うねりをプールに誘い込む。一反もめんの急旋回によって傘化けがプールに渦巻きを作り、ネコ娘が特製洗剤を入れ、プールは洗濯機になった。汚れが取れて小さくなった白うねりは、大地たちのペットとして、また一緒に過ごすことになったのだった。
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