通称しかばね村と呼ばれている鹿羽村に、奇妙な事件が起こっていた。総合病院に安置されている、事故で亡くなった村長の娘の遺体が、夜になると動き出すというのだ。院長は集中治療中から兆候があったので、このことを予期して、病院全体の外側から鍵をかけて閉じ込めることにより、その晩はなんとかおさまった。朝が来ると娘の遺体は元通りの場所に戻っていた。この村に古くから伝わる言い伝えの、死人つきがあらわれたのだ。妖怪ポストに届いた手紙で事件を知った鬼太郎は、ネコ娘と共に50年ぶりに鹿羽村を訪れることにしたのだった。