おジャ魔女どれみ ナ・イ・ショ

CS放送

第 13 話時をかけるお雛さま ~どれみのないしょ~

2004/12/11放送
脚本:影山由美 演出:五十嵐卓哉 作画:馬越嘉彦 美術:ゆきゆきえ/塩崎広光

ある春の朝、どこからともなくやって来た不思議な女の子が春風家をさがしています。その春風家では、ひな人形を早く出せとどれみとぽっぷが大さわぎ。早くおひなさまを飾らなきゃ、お嫁に行くのが遅れちゃうんだって。不思議な女の子は、なぜかどれみのことに興味しんしん。どれみの後をつけて行くけど、隠れていた木の上から落ちて思わずつぶやきます。「あ~、あたしって世界一不幸な美少女かも……」
いつもと変わらない1日で、いつもと変わらない授業なのに、不思議な女の子は好奇心いっぱいでどれみのことをのぞいています。どれみもやっと気付いたみたい。誰だろう? と調べてみようとしたところを関先生に取り押さえられて、廊下に立たされてしまいます。そんなどれみの前に、不思議な女の子は姿を現します。名前はふぁみ。どれみと同じ小学5年生。でも、初対面なのにどうして名前を知ってるの?
ふぁみは勉強が苦手でステーキが大好き。おばあちゃんに聞いたっていうとってもリアルな魔女界の話や、魔法が使えるようになりたいと思った理由も、どれみと同じく好きな男の子に告白する勇気が欲しかったからだったりで、ふぁみを大いに気に入ったどれみ、春風家に招待したはいいものの、ぽっぷとひな人形の取り合いを始めてしまいます。私が飾るんだと奪い合う2人の手から人形は飛んで、床に落ちそうになったところをふぁみがキャッチ。間一髪で壊れずに済みました。
ひな人形って本当は、女の子の幸せと成長を願って飾るもの。ふぁみがおばあちゃんからそう聞いたのなら、おばあちゃんのおばあちゃんのそのまたおばあちゃんも、同じ願いを受け継いできたのかもしれません。どれみが、ぽっぷが、ふぁみが、この1年元気で幸せに暮らせますように……。そしてふぁみは、どれみと別れて帰ってゆきます。魔女服に着替えて魔法の呪文を唱え、自分がやって来た元の時代に。好きな男の子に告白する勇気、きっと湧いてくる時が来るよ。だって私が生まれて幸せに成長しているのがその証拠だもん。
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