イッキだけは気付いていた。カズのA.Tのホイールが、小烏丸の誰よりも一番磨り減っていた事に…。それこそカズの強さ、根性の現われである。そして彼は輝かしい勝利を手に入れた。誰よりも早く、誰も追いつけないトップスピードを記録し、まるで超音速戦闘機なみに空気の壁を突破して…!! それこそ、後に『ステルス』の異名を持つライダーが生まれた瞬間だった…!! これで二勝二敗。続く大将戦は…イッキと、女性リーダー『イリヤ・ナツミ』。そこでイッキは自身の『ツバサ』を存分に発揮し、サーベルタイガーを蹴散らすのだった!!