ホエーモンの協力で進化の鍵となるタグを手に入れ、希望もあらたに航海を続ける子供たち。そして海に出て5日目の朝、ついにその時が訪れた。単眼鏡を覗く太一の視界に広がる黒い影……サーバ大陸だ! 途中ホエーモンの背中から飛び降りるのに失敗したミミに光子郎が下じきにされるなどちょっとした(?)ハプニングはあったものの、無事にサーバ大陸に上陸した子供たちはホエーモンに別れを告げて荒野を歩き出した。ホエーモンの話では荒野を抜けた先の森にコロモンたちの村があるというのだ。しかし……。
「……本当に……大陸に来たんだな……」 丈があきれたようにつぶやく。ギラギラと照りつける太陽。どこまで歩いても変わらない景色。それはまさしく大陸だった。 「あ~あ……陸に上がったら、お風呂に入れると思ってたのにぃ!」 「村に着いたら、入れるわよ……」 「いつ着くのよ? 何時何分何秒?」 みんなが疲れてきて、いつものようにミミの不満が顔を出しかけたその時、アグモンが不意に何かを感じたように駆け出した。 「こっちからコロモンのにおいがするんだ!」 「何だって?」 コロモンの言葉に慌てて単眼鏡を取り出す太一。確かにそこに見えたのは探していた森だった。そして……。
「わ~~っ!」 子供たちの口から思わず驚きの声がもれる。森の中を抜けたその先には、まわりを丘に囲まれた小さな村があったのだ。 「お風呂お風呂お風呂~~っ!」 急に元気になって村の中に駆け込むミミ。他の子供たちもその後に続く。 「ねえ、お風呂どこ?」 村のデジモンたちに勢い込んで尋ねるミミ。しかし一斉に振り向いたその顔は……見慣れたコロモンのものではなかった。 「違うわ! こいつら……パグモンよ!」 灰色の体とミミを見つめるいやらしい目つき。そこは意地悪で有名なパグモンたちの村だったのだ! 「きゃ~~っ」 パグモンの集団に体を持ち上げられて悲鳴を上げるミミ。村の奥に連れ去られるミミを追う子供たち。だが手がかりを追ってホテルの一室に飛び込んだ太一と光子郎を待っていたものは……。