TVドラマの収録でおんぷと共演予定の赤ちゃんが体調不良で来られなくなった。おんぷが、その子の代役にハナちゃんを推薦すると、TV出演に驚くやら喜ぶやらのどれみたちは、ハナちゃんをTV局に連れて行った。撮影が開始されると、突然カメラの前に現れるFLAT4のトオル。 TVアイドルたちのモテモテぶりをみて「絶対僕の方がイケてる！」と、ハナちゃん誘拐とTV出演の一石二鳥を もくろんでやってきたのだ。

アイドルのオーディション会場を見つけたトオルは自信満々で出場するが、抜群のダンスセンスを誇りながらもあまりの音痴ぶりにあえなく落選。トオルは納得がいかず審査員に抗議するが、おんぷの「芸能界は甘くないのよ」 の厳しい一言でさらに鼻っぱしを折られてしまった。面白くないトオルは、魔法でおんぷが抱いていたハナちゃんをヤカンとすり替えた。とっさに犯人を追うおんぷとどれみたち、だがスタジオの中でセットが崩れ出しおんぷは足を怪我してしまう。

とても撮影を続けられる状態でないおんぷだが、痛みをこらえて撮影を続ける。トオルはそんなおんぷを見て撮影を止めさせようとするが、おんぷの「プロだから」という強い意志に圧倒され、おんぷの演技に釘付けになる。その頃ようやくTV局に潜入したオヤジーデは、トオルから渡されたハナちゃんを抱きかかえ、今度こそ男爵にと思っていた。そこに現れたパトレ－ヌ姿のどれみたち。魔法でオヤジーデをこらしめ、ハナちゃんを無事に取り戻すのであっ た。

撮影は無事終了。スタッフやどれみたち、そしてトオルもおんぷに拍手を贈る。後日、ドラマが放映されて好評を得た事を知るどれみたちの前にトオルが現れた。おんぷを 自らライバルとして、新たなオーディションへと向かうトオル。だが、ライバルというには、得意げにおんぷのファンクラブの会員証を手にするトオルであった。