ガイキング

TV 番組

第 30 話二代目は13歳!総力戦だぜキャプテン・ルル!!

2006/07/23放送
脚本:長谷川圭一 演出:細田雅弘 作画:牟田口祐基(メカニック) 山﨑展義(キャラクター) 美術:吉田智子

美しい湖畔に着水する大空魔竜。決戦前の一時期の休息が許されたのだ。 そこはダリウス帝都にもっとも近い、最後の自然だった。 ローサかリーの計らいだと思っていた一同だが、彼らを集めたのはダイヤだった。「みんな、聞いてくれ。こういう時間を持ってくれって副長に頼んだの、おれなんだ。 なんかここんとこみんなガチガチだったし、気持ちやわらかくして聞いて欲しかったんだよ。」 それは地上にいる時のナオトとのテレビゲームの話だった。 ダイヤは最強の主役キャラを使っても、ナオトに全く歯が立たなかったらしい。 笑って聞いていた一同はだんだんダイヤの言わんとする事を理解してきた。 「なあ、みんな。敵の事あれこれ考えるの、もうやめにしないか。 おれたちはキャプテンが作り上げた最強の完成品を持っているはずなんだ。 相手をどう攻略するかよりも、自分たちの全力を出す事を考えようぜ!」 そこにルルの声が響いた。 サコン、ダイモン、ドクターをともなって現われたマント姿のルル。 ルルはダイヤに同意し、みんなに言った。 キャプテンは最後にこう言い残した。 「47の魂で戦え」と。 なぜガリスが戦闘のみの機能しか持たない2大魔竜の後に、完成品として多数の人間の力が必要となる大空魔竜を作ったか。それは人間の魂を合わせた時の力の強さを信じたからこそであると。 「私はキャプテンを………ううん、お父さんを信じます! ここにお父さんはちゃんといる……! その魂も合わせて、47人の心で! ただの武力でしか無いダリウスの魔竜を撃ち破りたい! ダイヤくんの言う通り、みんなの心が一つになれば絶対に大空魔竜は強い! ガイキングは……負けない!」 宙に舞うマント! ルルは新キャプテンとしての決意を固めて新たなコスチュームに身を包んでいた。 それはガリスと同じ色合いの指揮官服であった! 「みんな、私に力を貸して下さい!」 沸き上がる歓声! そして、ダリウスの大軍団と2大魔竜が激突する! 大空魔竜が運河にまぎれて北上中との情報をプロイストは手負いの消極策ととる。 だが、水中からは決然と大空魔竜に立ったガイキングが浮上してきた! ガイキングが猛烈な勢いで武器を使い、敵軍を蹴散らしていく! その強さに驚きを禁じ得ないプロイスト。 だが、2大魔竜の力で一気にねじ伏せようとする! その時、「スペリオルスティンガー! 出るぞ!」 発進するピュリア! 超高速で魔竜 闘志を取り戻し、上空から再び急降下するSスティンガー! 「行くぜぇ! ロンゴ!」 雑魚と侮ったプロイストの隙をつき、ガイキングでは無く大空魔竜と合体するスティンガー! その頭部にジョイントされた瞬間、スティンガーが白銀に輝き、大空魔竜の新しい頭部となった! スティンガーを頭部とした大空魔竜は倍増した格闘戦力で2大魔竜を圧倒! 「デスファイヤー!」 高熱火炎が炸裂! ひるんだキラーバイトで天空魔竜に噛み付き、尾で大地魔竜を締め上げた! そのまま2体を運河の中に引きずり込む大空魔竜! ルルは大空魔竜が優れている海戦性能を生かし、敵を水中に誘い込んでの白兵戦を計画していたのだ! 「おのれ! ライキングをお出し!」 射出され誕生するライキング! ガイキングと対峙するが、なんとそのライキングの声はノーザのものだった! 彼は完全にプロイストに洗脳されていたのだ!                     
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