ガイキング

TV 番組

第 34 話NEXのはらわた!!狼の街に天使の接吻を・・・

2006/08/20放送
脚本:長谷川圭一 演出:吉田泰三 作画:井上善勝(メカニック) 阿部恵美子(キャラクター) 美術:中村光毅

大空魔竜は、協力者の情報を元にとある海岸沖に向かった。その海底には、ダイヤ、ピュリアと共に地上に来たドボルザークの残骸が潜伏していたのだ。 地上に現れた鉄獣達はドボルザーク残骸の分身だった。 これ以上地上に被害を出さない為には、ドボルザーク残骸を完全に消滅させるしかない。 ルルはドボルザーク残骸の黒い炎を感知。ダイヤ達コンバットフォースが出撃。だがその時、ドボルザーク残骸を別の方角から何かが攻撃。海底に沈めた。 巨大企業ネクス。大空魔竜を密かに支援し、多大な資金提供をしてきた世界的コンピュータ会社。撃破したドボルザーク残骸は、今後の対ダリウス研究に役立てる目的でネクスが回収する事。更にロサンゼルスに建造された秘密ドッグで、大空魔竜の修理と補給の準備が整っている事を告げた。巨大ドッグに大空魔竜が停泊。修理と補給が始まった。 大空魔竜のメインクルー達は、その夜、ネクスの会長から壮行会へ招待された。 ネクス会長が新キャプテンとの会食を望んでいると聞き、ローサはルルを実の娘に世話をやく母親の様に衣装やアクセサリーを選んでは試着させた。だがディックがパーティーへの出席を拒否したと聞き、ルルの脳裏に、今朝ディックが浮かべた怒りの表情が蘇った。彼は何に怒っていたのだろうか? 聳え立つ超高層ビルの一室。そこにゼクス会長、ロバーツ・アルカインはいた。秘書に連れられ会長室に現れたのは、ディック。 「生きて帰ってきたか。どうだった、ダリウスという所は?」「退屈きわまりないこの世界に比べりゃ、天国みたいな場所さ」 ディックはロバーツに、勝手にキルジャガーの新ブーストシステムの技術協力をした事を怒り、二度と俺には干渉するなと言い放った。 出て行くディックを無言で見送るロバーツが、再び秘書を呼び出す。 「パーティーの準備は進んでいるか?」 モニターには、巨大培養槽の中に蠢く光が映されていた。 パーティーが始まり人込みの中を捜すがディックの姿が無い。そうルルが思った時、不意に誰かが腕を掴む。 ディックは戸惑うルルの手を引き、パーティー会場を後にした。 ブティックで私服に着替えるディック。ルルも次々とファッショナブルな衣装に着替え、最後に純白のドレスを選ぶ。まるで本当の天使のように。スクーターをレンタルし、サンセットストリートを二人乗りで疾走するディックとルル。 最後に自分の住んでいた家で自分の生い立ちと今までの生活をルルに話すディック。 一方、ナオトたちが留守番をする大空魔竜を突如、激しい震動が襲った!  照明が明滅。艦内が闇に包まれた。 特殊ドックに鎮座する大空魔竜。その巨体にアメーバ状の触手が幾つも巻きつき、エネルギーを吸い上げる。 それはネクスに回収された筈のドボルザーク残骸だった。 大空魔竜のハイドリュート・エネルギー全てを吸い取り巨大化したドボルザーク残骸は、鉄獣となり巨大ドームに接近していた。 全てのシステムを遮断され、サコン達も大空魔竜内に閉じ込められていたのだ。 その様子を自分の父、ロバーツから聞かされたディックは、すぐに向かおうとする。 呼び止める父に、ディックは賭けを持ちかける。 得られるものは、「失った大切ななにか」であった。 ピンチのクルーたちのもとへキルジャガーが到着。鉄獣と激しい死闘を繰り広げ、遂に撃破!ダイヤ達の救出に成功した。
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