夏休みが終わって学校の二学期が始まりました。でも、ポプリはいつきと遊びたくてしかたありません。一緒にいると言ってダダをこねています。そんなポプリに思わず「めっ!」と、いつきは叱りました。そのショックで植物園を飛び出すポプリ。あわててポプリの後を追おうとするいつきたちでしたが、学校が始まってしまうのでシプレとコフレが代わりに探しに行くことになります。いつきは不安な気持ちを抑えて、シプレとコフレに後を任せて学校に向かいました。そのころ、ひとりぼっちで公園に来ていたポプリは、女の子に見つかってしまいます。その女の子、はるかも家を飛び出して公園でひとりぼっちでした。
はるかと仲良しになったポプリは一緒に家出することを決めました。これからはこの公園が自分たちの家だとはしゃぐふたり。でも、やがて雨が降ってきてしまいます。そのころ、いつきたちはいなくなったポプリを必死に探していました。雨の中でもカサをささずに、いつきはポプリの名を呼んで走りまわっています。雨が降ってきてドカンの中で雨宿りしていたポプリとはるかでしたが、だんだんさみしくなってきて不安な気持ちでいっぱいになりました。そこへ足音が近づいてきます。その足音を聞いて、はるかはお母さんが迎えに来てくれたと思いましたが、それは偶然通りかかったゆりのものでした。