激戦を繰り広げるフランス軍とイギリス軍・・・その混乱の中、一人の少女、ジャンヌ・ダルクが自軍を鼓舞するべく立ち上がる。ジャンヌ・ダルクを狙って弓矢が放たれる。馬を駆り黒いマントの騎士が、ジャンヌ・ダルクを庇い崩れ落ちる。抱き起こし介抱しようとしたジャンヌ・ダルクの胸を狙って、騎士が懐剣を突き上げる。反射的にジャンヌ・ダルクが飛び去った瞬間、二の矢が飛来、騎士の胸を貫く。「そうだジャンヌ、みんな敵だ。誰も信用してはいけない。神すらも・・・」そう呟くと、ガックリと息絶えた騎士の兜が転がり落ちる・・・現れたのはシンドバッドの顔。