ガリレオが電車を待っている間に皆、目の前のなべを見つめている。そのときにアルキメデスは「エウレーカ!」と叫びながら、定番の赤ふんどし姿になる。彼が思いついたのは「凹面鏡の原理」だった。中華なべをピカピカに磨き、鏡のようにしてから木の枝を上にかざすと、枝の一点に、日光が反射して集められた強い光が射す。枝から煙が出始めた。しかし運悪く、空が曇ってしまい、作戦が失敗に終わる。
がっくり肩を落としている学者たちだが、今度はヘルツにアイデアが浮かぶ。ひょっとして電子レンジを動かせたなら、なべが温まるのではないか。彼がどこからか大きな電子レンジを見つけて持ってきたが、肝心の電気がない。そこで彼は自転車をこいで充電する。ヘルツのパワーで電子レンジが回り始める。これで上手くいくはず、と思った瞬間、鉄なべからスパークが出て、電子レンジが爆発する。やっぱり電子レンジに、鉄なべを入れてはいけないよね。
その時、レスキューに来たのは、やっぱりガリレオだった。やって来ない電車を待っている間、彼が火をおこすために考えた方法とは・・・・・それはとても原始的な、ボーイスカウトのように黙々と、棒と板で錐もみ式火おこしをしよう、というものだ。しかし、いくら待っても火がおこらないので、マリカたちはがっかり。帰る準備をする。
このバーベキューはどうなってしまうのか。火をおこすためにはいったい名学者が何人必要なのか・・?