スペイン・グラナダで、ナージャは孤児院仲間のローズマリーと再会する。小さな頃からお姫様に憧れていたローズマリーは孤児院時代、ナージャとよくお姫様ごっこをして遊んでいた。決まってローズマリーはプリンセス、ナージャはそれに仕える騎士だった。そんなローズマリーは今、貴 族の館でメイドをしている。華やかな貴族の屋敷で働き、お姫様への道を着々と歩んでいると思い込む彼女は、旅芸人一座の踊り子のナージャに対し優越感に浸る。

ナージャの前では、皆に可愛がられていると嘘をつき、明るく振舞うローズマリーだが、現実は、あのひねくれ者のフェルナンドの屋敷で厄介者のような扱いをうけていた。 それを知ったナージャはローズマリーをひどく心配する。そんな時、ナージャはフェルナンドの誕生パーティに誘われてしまう。断ろうとするナージャだったが、ローズマリーの話を持ち出され、渋々出席を決めるが・・・

普段着のまま誕生パーティに出席しようとするナージャ。 そんな彼女の前に偶然(?)現れるレオナルドとティエリ。二人もフェルナンドの誕生パーティに招かれていたのだ。例によって無理矢理ナージャをドレスアップさせ、エスコートするレオナルドとティエリ。

美しくドレスアップしたナージャはパーティ会場の注目の的。フェルナンドもナージャの美しさにウットリ。しかし、 そんなナージャを偶然目撃してしまったローズマリーは、 ナージャに裏切られたと思い込み、嫉妬に燃える。そうとは知らないナージャは、意地悪フェルナンドに使われているローズマリーをひたすら心配に思うのだった。