学校の授業で、『竹取物語』のことを勉強するのぞみ、りんとくるみ。のぞみはどうしてかぐや姫が月へ帰らずに、そのままおじいさんやおばあさんと仲良く暮らさなかったかが疑問でした。そんなのぞみにくるみが、かぐや姫は月の住人だから月に帰るのが当たり前だと言います。でもそれが納得できないのぞみは、ついつい授業中にくるみとおしゃべりをしてしまいました。その二人のおしゃべりをココが注意します。そのココの注意を、くるみは怒られたと思い込んで落ち込んでしまいます。そして、その原因となったのぞみに対して、一方的に絶交を言い渡すのでした。

ココに怒られたことを気にするくるみは、一緒に帰ってきたシロップの後ろに隠れるようにナッツハウスに帰ってきました。でもココは、そんなことをまったく気にしていないばかりか、お互いの意見を交換することは良いことだと、やさしくくるみに言ってくれます。それを聞いて安心したくるみは、のぞみに絶交と言ったことを後悔しました。そのころ、のぞみたちはお月見をする準備を整え、ナッツハウスに向かっていました。しかし突然、夜空の月が赤くなり、みんなはいつの間にか月の世界へと来てしまいます。そう、のぞみたちはまたしてもシビレッタの作った世界へと引きずり込まれてしまったのでした。

のぞみたちはプリキュアに変身して、現れた巨大隕石ホシイナーと戦います。でも、隕石ホシイナーは砕かれても元に戻る上に、前からも後ろからも隕石で攻撃してくる強敵でした。そのころ、のぞみたちのもとへ行こうと、メルポに手紙を出すくるみでしたが、心に迷いがあるために失敗してしまいます。しかもナッツが新しく作った通信機で、くるみはのぞみたちのピンチを知って、気が気ではありませんでした。しかし、クレープ王女の言葉に奮い立ったくるみは、のぞみたちへの強い想いを思い出し、手紙を送ることに成功します。そしてプリキュアたちのいる月の世界へとやって来たのでした。

駆けつけたミルキィローズと背中合わせで戦うという方法で、隕石ホシイナーの攻撃を見事に破ったキュアドリーム。そしてローズの必殺技で隕石ホシイナーも倒されて、みんなは無事にナッツハウスへと戻ってきました。くるみから「絶交とりけし！」の手紙を開けたのぞみは、お詫びに作ったチョコ入り月見団子で仲直りをします。元に戻ったお月様を眺めて、お月見を楽しむみんな。でも、ナッツ一人だけが寂しげな顔をしていました。それはせっかく作った通信機も、クレープ王女の力がなければ動かなかったことから、自分の力のなさに自信をなくしていたからです。