Yes!プリキュア5

TV 番組

第 41 話伝わる気持ち こまちとうらら

2007/11/25放送
脚本:佐藤勝一 演出:座古明史 作画:河野宏之 美術:飯島由樹子

新しく書き始めた小説で、こまちはどうしてもセリフが思いつきません。悩んでいると、シナリオを夢中で読んでいるうららと出会いました。うららは今度始まるドラマのオーディションを受けるため、一生懸命に役作りを勉強していた所だったのです。そのお話はラブストーリーで、ずっと好きだった男の子と離れ離れになる女の子が、最後に自分の気持ちを伝えるという場面でした。その話を聞いてこまちはビックリします。それは自分が書いている小説で悩んでいる所だったからでした。しかもそこのシーンのセリフは自分で考えなければいけないので、うららのためにみんなで考えようということになります。
早速ナッツを男の子役にして、うららのお芝居が始まります。そして最後のセリフは「私、サヨナラは言えません」でした。みんなが良かったという中、一人だけ曖昧な返事をするこまち。そんなこまちの表情を見て、うららも悩んでしまいます。そして翌日の放課後、一緒に帰ろうと思ったうららの姿が見えず、みんなは学校中を捜します。もしかしたらと思ったこまちが大講堂に向かうと、舞台の上でうららが思い悩んでいました。そこでこまちは、うららに自分も同じような場面で悩んでいると、書きかけの小説を見せます。何度も書き直した跡がある、その小説を見て、うららはこまちの苦労を初めて知りました。
うららはいつか、こまちの書いた小説のキャラを演じたいと思い、こまちもうららに演じて欲しいと思いました。言葉にしなくても思いが通じることを知った二人の前に、のぞみがやって来ました。本当に言葉がなくてもわかりあえる友だちがいることを実感していると、いつの間にかナイトメアの幹部ブラッディが姿を現わしました。思いが伝わることなどないと、こまちの言葉をバカにするブラッディはコワイナーを使って攻撃を仕掛けてきます。のぞみたちはプリキュアに変身して戦いますが、コワイナーの作った壁でバラバラにされ、別々に一人で戦わなければならなくなります。
仲間を呼べるものなら呼んでみろと、キュアミントを笑うブラッディ。しかし心と心がつながっているプリキュア5にこんな手は通用しません。みんなは同時に必殺技を放ち、無事に合流しました。かなわないと思って逃げ出すブラッディ。そしてこのことをきっかけに、うららとこまちは、自分たちが悩んでいたセリフを思いつきました。それは黙っていることです。たとえ言葉で伝えなくても、心が通じ合っていればお互いの気持ちはわかるのですから。でもうららは一つだけ疑問がありました。それはこまちの小説にモデルがいるのか、ということでした。こまちは赤くなって、それには答えてくれませんでした…
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