「帰りたくない…もっと楽しい時間を過ごしたい」…そんなかぐやの気持ちは、魔物という運命に縛られたガッシュの共感を呼んだ。だからこそ共にキツネ面の連中から逃げ、かぐやを助けようとする。しかし神社の屋根の上まで逃げ切ったところで、かぐやは自分が嘘をついていたことを告白した。それでも自分のことを信じようとするガッシュに、彼女は「お金よりも大切なもの」を見つけたと告げ、迎えに来たヘリで立ち去るのだった。ガッシュと過ごした大切な時間こそが宝物だと、涙ながらに別れを惜しんで…。その、月に向かって飛び去る様は、まるで本当のかぐや姫のようだったという。