ルルが占いを始め、良く当たるとの評判で大空魔竜のクルーたちの間で 人気が出てきた。しかしダイヤは、みんながルルに注目しているのが面白くない。 嫉妬しているとシズカからいわれ、ダイヤはルルに八つ当たりをしてしまう。 「未来が見れる力は恐ろしい。」その言葉にルルは傷ついてしまう。 そこに、輸送艇を奪った反乱軍の少女、シオンから連絡が入る。 同じ年のシオンとの会話で心を癒されるルルであった。 シオンの話では、エルフリッジというところに、反乱軍が終結しつつあるという。 大空魔竜は、反乱軍と合流すべく、エルフリッジへと向かった。 しかしそこには、プロイストの仕掛けた罠が待ち受けていたのだ。 エルフリッジに到着するとすぐに、足元の大地がひび割れた。 飲み込まれていく輸送艇。次々と爆破していく。 そして円形に分断された巨大な地面がせり上がり、 大空魔竜や輸送艇を乗せたまま、上昇を開始した! さらに、追い討ちをかけるかのように、直径10キロの超巨大物体が 浮上する大地に迫る。プロイストの仕掛けた罠。「グランド・ドラ ゴン・プレッシャー」であった。トラップ内の特殊電磁シールドにより、 進路を塞がれ脱出もできない。かろうじてボリューションプロテクトで 圧力に耐える大空魔竜であったが、15分しか持たない。 サコンが敵動力部を破壊すれば、罠も破壊できるいうが、 それまでに、輸送艇を救出しなければならない。 輸送艇の場所が特定できるのはルルの力だけだと、ダイヤは気づくが、 自分の力を否定されたルルは、シオンの乗る輸送艇を感じることができないという。 ダイヤはそんなルルを強引に連れ出し、スティンガーに載せる。 必死に探すが、ルルはまだ発見できない。 残り5分、皆が諦めかけたその時に、ダイヤがルルに自分の本心を語る。 「ルルの笑顔を独り占めにしたかった」ダイヤの告白にルルはわだかまりを解き、 シオンの炎を感じた! 輸送艇を救出し、浮遊大陸、そして巨大衛星からも脱出できた。 シオンを救い出せたことで、自分の力は必要とされるものだとルルは解ったのだ。