ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 22 話ニセ鬼太郎現る!!

2007/09/02放送
脚本:吉田 玲子 演出:西沢 信孝 作画:仲條 久美 美術:常盤 庄司

その日、鬼太郎はついていなかった。茶碗を割ってしまい、買出しに行く途中で下駄の鼻緒が切れ、せっかく買った茶碗も自転車にぶつかりそうになって、また割れてしまう。割れた茶碗を捨てに行ったゴミ捨て場で、目玉おやじはお釜が捨てられているのを発見した。自分の風呂にしようと思い立った目玉おやじに、お釜を持って帰るように頼まれた鬼太郎だったが、手がすべってお釜を落としてしまう。その拍子でフタが開き、風が吹き込んで妖怪釜鳴りが姿をあらわした。相手が鬼太郎だと知った釜鳴りは、お釜に鬼太郎を吸い込んでしまう。
お釜の中の世界で、釜鳴りは鬼太郎から、髪の毛、ちゃんちゃんこ、リモコン下駄、服までうばってしまう。鬼太郎の能力を身に付けた釜鳴りは、その姿を借りて、物を大事にしない人間たちに復讐を始めた。手始めにカードだけ取ってお菓子を捨てる子供たちをお釜に吸い込む。それを目撃したねずみ男はネコ娘に話し、二人はニセ鬼太郎を止めようとするが攻撃され、ねずみ男はお釜に吸い込まれてしまう。ネコ娘は妖怪横丁のみんなに助けを求めに行った。一方、目玉おやじも妖怪横丁に戻ろうとするが、邪魔が入りなかなかたどりつけないでいた。
砂かけ婆、子泣き爺、ろくろ首、一反もめんとともにニセ鬼太郎を止めようとするネコ娘だったが、みんなで協力しても鬼太郎の妖力に歯が立たない。とうとう、みんなお釜に吸い込まれてしまった。そこで本物の鬼太郎と再会を果たすが、どうすることもできない。お釜の中では精気を吸われ、干からびて砂になってしまうのを待つばかり。ようやく妖怪横丁に帰れた目玉おやじだったが、みんながすでに出かけたことを知り、自分が立ち向かうしかないと決意する。釜鳴りは自分を捨てた人間の家に向かい、家ごと一家全員をお釜に吸い込んでしまう。
ニセ鬼太郎に立ち向った目玉おやじは、祖先の霊毛ちゃんちゃんこに攻撃されるが、自分が鬼太郎の親父であることを理解させ、味方に付けることができた。リモコン下駄や髪の毛も同様に取り返すと、目玉おやじは釜鳴りの弱点である目を攻撃して痛手を与え、お釜の中へ鬼太郎を助けに行った。元に戻った鬼太郎は、釜鳴りに暴れて気がすんだろうから、おとなしくするよう言う。鬼太郎の妖力のすごさを身を持って知った釜鳴りは、お釜の中に戻った。鬼太郎と目玉おやじは、お釜を大事に祀ることにし、釜鳴りも暴れることはなくなったのだった。
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