ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 23 話美食家!?さざえ鬼

2007/09/09放送
脚本:三条 陸 演出:深澤 敏則 作画:出口 としお 美術:西山 正矩

残暑の厳しい中、鬼太郎と目玉おやじは、三食をもらいもののそうめんですごしていた。無駄なお金を使わないようにして、目玉おやじの欲しがっているダイエットマシーンを購入するためだった。食後に昼寝しようとする鬼太郎の前に、水着姿のネコ娘があらわれる。海の見えるホテルのプールのタダ券をバイト先でもらったので、鬼太郎を誘いに来たのだ。しかし鬼太郎は、暑いしお腹も空くからとすげなく断る。仕方がないので、ネコ娘は、妖怪横丁の女性たちと行くことにし、砂かけ婆、お歯黒べったり、ろくろ首とバカンスを楽しむのだった。
プールサイドで休んでいたネコ娘の前に、近くの海に住むリッチな妖怪と名乗るさざえ鬼があらわれた。さざえ鬼は鬼太郎の大ファンなのだという。ネコ娘をおだて、みんなを豪華なランチに誘い、持ち上げて鬼太郎の話を聞き、更に海底にある自分の屋敷に招待する。そこにはねずみ男も来ており、豪勢な食事に舌鼓を打っていた。さざえ鬼はねずみ男に、宝石をやるから鬼太郎本人をここに連れてくるように依頼する。ねずみ男の案内でさざえ鬼の屋敷を訪れた鬼太郎は、出迎えたさざえ鬼に何が目的なのか問いただした。正体をあらわすさざえ鬼。
実はプールのチケットも、さざえ鬼が用意したものだった。全ては鬼太郎を呼び寄せて自分のものにするための罠だったのだ。鬼太郎はさざえ鬼を攻撃するが、身体から出る粘液で効果がない。屋敷の壁や床からも粘液が出て、鬼太郎は身動きが取れなくなり捕まってしまう。他のみんなも捕まっていた。さざえ鬼は鬼太郎を食べてその力を手に入れると宣言する。プレス機でのされてのし妖怪にされた鬼太郎は、さざえ鬼の食卓にのせられ食べられてしまう。食後のデザートに誰を食べようかと物色するさざえ鬼。その時、かわうそが助けにあらわれた。
かわうそが持ってきた吸水の砂で、みんなは粘液から抜け出すことができた。ねずみ男の誘いが怪しいと感じていた鬼太郎にあらかじめ頼まれていたのだ。粘液が効かなくなったさざえ鬼は、ネコ娘たちの反撃にあう。ろくろ首に締め上げられたさざえ鬼の毛穴から、液体状になった鬼太郎が脱出した。食べられて体内に入ったおかげで、さざえ鬼の弱点を発見した鬼太郎は、舌の先の目玉を髪の毛槍でつらぬいた。さざえ鬼の本体は三百年間食われずに生き延びたさざえだった。鬼太郎は力を失ったさざえ鬼を海に返し、自然に裁きをまかせたのだった。
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