砂かけばばあは、呼子に妖怪長屋の住人を呼び集めさせていた。みんなが家賃を払わないので、お金ではなく、別のもので払わせようと思いついたのだ。かわうそや傘化けのように、砂かけばばあの気に入るものを提供できないと思った呼子は逃げ出してしまう。人間相手に何でも屋の商売をしているねずみ男に相談するが、呼子の能力は携帯電話で代用できるとつれなくあしらわれる。ところが、携帯電話に呼子が呼びかけると、困っている人のところにメールが届いて、仕事の注文が来るようになった。ねずみ男は呼子と組んで、商売することにした。