だが邦夫は杏子が苦しんでると思い、鬼太郎の邪魔をする。その隙をついて、陰摩羅鬼は 鬼太郎に襲いかかった。まつられた祠の上に別荘を建てた人間の一族だから、邦夫に呪いをかけたのだと語る陰摩羅鬼。杏子は森に写生に来たために、一族の代わりに殺されたのだ。陰摩羅鬼が邦夫に止めを刺そうとした瞬間、杏子の魂がよみがえり、邦夫に妖怪を倒して欲しいと頼む。邦夫は霊紙に描かれた点を結び終え、陰摩羅鬼は倒されるが、杏子は元の死体に戻ってしまう。鬼太郎は杏子の墓に参りながら、人の命のはかり知れなさに思いをはせるのだった。