ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 63 話日本妖怪全滅!?妖怪反物!!

2008/06/22放送
脚本:吉村 元希 演出:深澤 敏則 作画:出口 としお 美術:西山 正矩

海を渡って、怪しい船が日本にやって来た。その船から派遣された2匹の虎男は如意棒を使い、九州地方では河童を、山陽地方ではすねこすりを、東海地方では化けちょうちんを、他にも日本各地を回って妖怪を次々と反物に変えていく。中国妖怪チーに捧げるためだった。だが、チーはそれでは満足せず、もっと妖力の強い妖怪を素にした反物を集めるよう命じる。チーの命を受けた虎男たちは、ねずみ男の手引きで関東地方に上陸、妖力の強い妖怪のいる場所、妖怪横丁に案内される。そして、配達途中のつるべ落としが反物にされてしまうのだった。
アマビエは妙な柄の反物を拾って、それを着物にしようとしていた。ためしに身にまとったアマビエは、頭が大きくふくらんでしまい、まるでつるべ落としのような体型になってしまう。反物の柄をよく見ると、つるべ落としの顔に似ていた。目玉おやじは、ここのところ全国各地でおこっている妖怪が行方不明になる事件は、妖怪が反物にされたせいではないかとにらむ。目玉おやじが反物対策集会を開催するというビラがまかれ、妖怪たちは集まるが、それはねずみ男のしかけた罠だった。あらわれた虎男たちによって、みんなは反物にされてしまう。
砂かけばばあは必死に逃げ道をつくり、かわうそを川に逃がした。同じく川に隠れていたアマビエと一緒に鬼太郎に知らせに行く。集められた反物にもチーはまだ満足しなかった。酒盛りをしていて会合に遅れてきた子泣きじじいと一反もめんは、再度やってきた虎男たちにおそわれるが、そこに鬼太郎がかけつける。鬼太郎の強い妖力を感じた虎男たちは、鬼太郎を反物にして持って行ってしまった。かわうそとアマビエは後をつけてチーの船の場所を突き止める。チーは妖力の強い鬼太郎の反物を気に入って、早速それを着物に仕立てさせるのだった。
目玉おやじは一反もめんに乗って子泣きじじいと井戸仙人を連れ、チーの船に向かった。チーは鬼太郎の反物で仕立てた着物を着て、鬼太郎の能力を使って攻撃してくる。元に戻すための香で、鬼太郎の意識だけは目覚めさせることに成功した。逆らう鬼太郎の着物を脱ぎ捨てたチーは、西洋妖怪の反物で作った着物で攻撃してくる。鬼太郎はかわうそに自分を着させて反撃を開始、体内電気と水柱の能力をあわせて船を破壊した。捨て台詞を残して一旦引き上げるチー。妖怪横丁に戻ったみんなは、井戸仙人の作った薬で元に戻ることができたのだった。
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