ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 66 話さら小僧!妖怪ヒットチャート

2008/07/13放送
脚本:吉田 玲子 演出:西沢 信孝 作画:小泉 昇 美術:清水 哲弘

ライブをやっても客が入らず、ヒット曲にも恵まれないことをなげいていた、ザ50回転ズのダニー、ドリー、ボギーは、池の橋の上で「ぺったらぺたらこぺったっこ・・・」という不思議な歌声を耳にする。歌声の聞こえてくる元を探して草むらに分け入っていくと、河童に似た妖怪さら小僧の集団が歌っているのを発見した。4番まであるその歌のリズムに、これは売れそうだと直感する3人。鬼太郎とネコ娘は、降り続く雨の中、人間の街を散歩していた。そこで大ヒット中のザ50回転ズが歌う「ぺったらこ」が流れているのを耳にするのだった。
聞き覚えがあるその歌が、さら小僧の歌だと気付いた目玉おやじは、このことが知られたら大変なことになると指摘する。さら小僧は気が短い上に、非常に強い妖怪なのだ。鬼太郎と目玉おやじはザ50回転ズに忠告するが、盗作を認めないその態度に、何が起こっても知らないと見捨てるのだった。そこにねずみ男があらわれ、ザ50回転ズのボディガードを請け負うが、さら小僧の襲撃を受ける。実はさら小僧に歌のことを教えたのはねずみ男だった。しかし、さら小僧の機嫌を損ねて一緒にさらわれてしまい、皿洗いとしてこき使われることになる。
新聞でそのことを知った鬼太郎は自業自得だと放っておこうとするが、ザ50回転ズの歌を聴いて元気になった病床の少年が嘆いている記事を見て、さら小僧に3人を返してもらうよう交渉しに行くことにした。低姿勢でさら小僧に交渉する目玉おやじに、とまどいつつもしたがう鬼太郎。下手に出て接待するが、さら小僧はなかなかザ50回転ズの居場所を教えようとしない。妖怪横丁でネコ娘、あまびえ、ろくろ首にもてなされ上機嫌になるさら小僧。最後にネコ娘とカラオケへデートに行きたいと言って街に出るが、街は降り続く雨で水没していた。
実はあの歌は雨乞いの歌だったのだ。雨を止める5番の歌詞を教えてくれるよう頼む目玉おやじに対して尊大にふるまうさら小僧に、ついにキレて手を出す鬼太郎。怒ったさら小僧は帰ってしまう。鬼太郎は追うが、水中ではさら小僧にかなわない。だが、歌の歌詞がさら小僧の弱点を示していることに気が付き、甲羅と水かきと皿を順番に攻撃して弱らせることに成功する。途端に素直になったさら小僧は5番の歌詞を歌い、雨はやんだ。開放され、鬼太郎に説教されるザ50回転ズだったが、こりずにゲゲゲの歌を真似ようとして、怒られるのだった。
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