ストーリー

年老いた蒸気機関車やえもんは、踏み切りで立ち往生するという醜体を演じてしまった。乗っていたネズミ一家もびっくりしたが、仲間の電気機関車や、ディーセル機関車はすっかりやえもんをバカにするのであった。
新幹線のマッハなどは、田舎の機関区へ移れなどと言いたい放題。 とうとうディーゼル機関車のハイハイに引かれて、田舎の機関区へ。
そんなやえもんを、仲良しの正達が町へ連れ戻すが、駅長、区長、助役は集まってやえもんをスクラップにすることで話をまとめていた。
と、そこへ三人組のギャングは押し入り、金庫を開けさせごっそり切符を奪うと、ハイハイに乗って逃げ出した。誰もあとを追おうとしないので、やえもんが追う。ところが、急勾配まで来て息切れがひどく、どうにも前に進めない。ハイハイの方も、ケガをしていたため後戻り。
やえもんは懸命に両手を広げて後戻りしてくるハイハイを止め、さらに前進してカーブで脱線しそうになったのも止めた。大活躍したやえもんは、子供達の願い通りその後、鉄道公園で働くことになる。

解説

実写とアニメーションを、そのままひとつながりとして、ドラマを進行させようという大胆な試みがなされた、ユニークな作品。
主人公がSLというのも珍しい。ともあれ全編のうち三分の一は実景で現地ロケが行われ、あとはアニメーション。それを、別格の処理をすることもなく、カットカットでつないでいる。ともあれ、そのあたりだけでも一度見ておいても損はない。映画の新しい可能性が垣間見える。

ストーリー
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