ストーリー

それは、少年の日のひと夏の出来事。あるギムナジウムにいた個性的な4人グループの中でも、大人たちに批判的で、上級生に対しても堂々たる態度でのぞむリーダー格のマリオンは、全ての生徒の羨望の的だった。市長の娘で、誰もが憧れる容姿と知性をもった少女レダニアも、マリオンにひそかな恋心を抱いていた。互いに惹かれあいながらも、幼さゆえにとまどい、進展しないレダニアとマリオンの恋。そんなマリオンの揺れ動く心を救ったのは、森のはずれに住む高級娼婦サラだった。大人の女サラによって恋の手ほどきを受け、ひとときの幸福に酔いしれるマリオン。子供から大人へ、一歩先に歩みだしたマリオンの変貌を見つめる仲間たち。嫉妬やいらだちにさいなまれ、羨望を抱き、あるいは自分のうちに眠るマリオンへの想いに気づき、ある者は嘘をつき、感情に流され、ドラマは意外な方向へ展開してゆく…。

解説

原作は「地球へ…」への竹宮恵子。20世紀初頭のフランスを舞台に、少年マリオンと彼を慕う少女レダニア、そして同性ながらマリオンを愛する少年クロードらが織りなす繊細な心理と人間模様を描く。少年愛、性への目覚めなど、従来のアニメではタブー視されていた題材を扱いながらも、「何よりも青春映画でありたい」と心がけて製作された美しく格調高い佳作である。

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