ストーリー

ロアール河のほとりシャパノン村で、パルプランの子として育てられたレミは、パルプランの夫ジェロームが帰ってくると同時に、旅芸人のピタリス老人に売られて旅に出た。仲良しの飼い犬カピがその後を追う。
レミとカピはピタリス老人によって、旅芸人として厳しく仕込まれることになる。仲間には一座のスター、さるのジョリクール、そして犬のゼルビノとドルチェがいた。しかし、旅の途中、野宿のために薪拾いにでたゼピは懸命に芸を披露するが、未熟な芸は失笑を買うだけ、とてもお金にはならない。
ビタリス老人はついに意地を捨てて歌う。その朗々たる歌いぶりは人々の耳をそばだたせる。オペラ座のスター、カルロ・バルサーニ、それがビタリス老人のかつての名だったのだ。しかし、ジョリクールは死に、老人は無許可営業のかどで牢にブチ込まれてしまう。
一人ぼっちになったレミは、カピと芸の練習を続けていたが、ミリガン夫人というお金持ちと知り合い、白鳥号という船で暮らすことになった。
実はこのミリガン夫人こそ、レミの実の母だったのである。
亡夫の弟のジェームズという悪人の手で、赤ん坊のレミは捨てられたのだ。すべてが分かった後、レミはカピの必死の活躍によって、ようやく母の胸に帰ることになる。

解説

日本のアニメーション文化の担い手としての東映動画の、意地と誇りをかけて作り上げた、名作のアニメーション映画化作品。
原作は名高いエクトル・アンリー・マローの「家なき子」。その主人公レミと、犬のカピに焦点をあてて逆境にあってもくじけない少年の頑張りと、主人の信頼に応えて、へたばり、苦しさに泣きつつもがんばり通すダメなタイプの犬との友情を軸として話を構成している。

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