ある日、謎の妖魔・スノーダンサーが街に現れ、人々を恐怖と混乱の渦に叩き込んだ。セーラー戦士が撃退するが、敵の目的がわからずに不安は消せずじまいに終わる。その頃、ルナは宇宙翔という青年の家に足しげく通っていた。病気になった時に看病してくれた翔に、猫の身でありながら一目惚れしてしまったのだ。だが、彼女は翔の顔色がひどく悪いのを見て不安を覚える。彼の体は日に日に弱ってゆく様子。実は拾った彗星のかけらにエナジーを奪われていたのだ。そのかけらこそ、謎の彗星とともにやって来たプリンセス・スノー・カグヤの、地球侵略のための切り札だった。ルナを心配して翔の家に来たうさぎは、プリンセス・スノー・カグヤがかけらを奪い去ってゆくのを目撃する。
そしてついに、恐るべき地球侵略計画が始まった!
『美少女戦士セーラームーン』劇場版の第2作。セーラー5戦士に加えて、ちびムーンと外部太陽系3戦士が登場する。新たな敵と戦うセーラー戦士の活躍がメインだが、物語自体はルナの視点で描くという、斬新な試みに挑戦した異色作。彼女が人間の姿に変身するシーンは必見だ。果たして、翔との純愛の結末は…?