ストーリー

呪いの森に迷い込んだヒンデンブルグ王は、魔女の娘・グレタから道を教えるかわりに妃にしてほしいと懇願され、承諾して城へと連れ帰ります。グレタは王と先代の妃の子供たちが深い愛情で結ばれていることを快く思わず、嫉妬のあまり恐ろしい計画を実行します。優しい言葉と微笑で子供たちを誘い出し、6人の王子たちに呪いをかけて白鳥に変えてしまったのです。悲しみにくれる末娘のエリザは、見失った兄たちを探し歩き、ようやく湖のそばで暮らしている彼らと再会します。兄たちは夜の間だけ人間の姿に戻れるのでした。しかし、幸せな生活は長くは続きませんでした。白鳥になってしまった兄たちは、暖かくなれば遠く離れた土地へと渡って行かねばならないのです。呪いを解く方法はたった一つ。それは6年もの間、いっさい声を出さず、誰とも喋らず、ひとりぼっちでイラクサの肌着を編み続けてゆかねばならないという過酷なものでした…。

解説

名作童話系アニメの頂点を極めた傑作。数あるヨーロッパの伝説の中でも最もドラマチックな一編を、完成された技術によって映像化。脚本は後に無名塾の主宰となる演劇人・隆巴が担当している。誰かを想うとはどういうことか? 少しも見返りを求めない思いやりは存在するのか? 大切な人を救うために自ら茨の道を歩んでゆくエリザの姿を通して、真実の愛とは何か観る者の魂に問いかけてくる。無数の白い羽根が群舞するクライマックスの場面は、あまりにも有名だ。

ストーリー
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