デジモンクロスウォーズ 時を駆ける少年ハンターたち

TV 番組

第 66 話おいしい?まずい? デジモン・ラーメン勝負!

2011/12/18放送
脚本:米村正二 演出:角銅博之 作画:小松こずえ 美術:鹿野良行

デジモンたちの世界、デジクオーツでラーメン屋を開くオーガモンとフーガモン。だが、お客が来なくて困っていた。そこでふたりは人間の力を借りることを思いつく… 空腹のタギルは、クラスメイトのマサルの父が開いているラーメン屋に寄ろうとするが、マサルの表情が暗い。それは向かいに行列のできるラーメン屋ができ、客足がとだえてしまったからだった。店でラーメンを食べたタギルだったが、みんな美味しいと感じるほどの味だ。そこでタギルたちは、みんなでアイディアを持ち寄り、この店を繁盛させようと考えた。
その後、アイディアを考えたタギルたちだったが、店は見違えるように繁盛していた。しかし、マサルの父の性格は変わり、客に怒鳴りつけるようになってしまう。おかしいと思ったタギルたちはマサルの父の後を追う。そして、デジクオーツにいるオーガモンとフーガモンと協力していたことをつきとめる。すべてをタギルから聞いたマサルは、優しかったころの父を取り戻すため、マサルの父にラーメン勝負を挑む。マサルが勝てば、デジモンたちとは手を切ることが条件だ。当然、タギルたちもマサルに手を貸すことになった。
ラーメン勝負が始まった。審判はマサルの父が務める。その料理人としての舌を信じて、マサルが指名したのだ。ガムドラモンたちデジモンが渾身の力を込めて麺を打ち、タギルたちが細かい作業を手伝う。いつの間にかラーメン作りができるようになったマサルを見て、マサルの父はおどろく。そして、ついに互いのラーメンが完成した。オーガモン、フーガモンと協力したラーメンを食べ、自画自賛するマサルの父。続いてマサルのラーメンを食べたマサルの父はその味におどろく。それは昔の自分が作ったラーメンだったからだ。
しかもマサルのラーメンのスープには、アサリを加えるという工夫までなされていた。まだ未熟だが、食べる人のことを考えたラーメンに心を打たれ、自分の負けを認めるマサルの父。それに反発して戦いを挑むオーガモンとフーガモンだったが、ガムドラモンたちに敗れてタギルに捕獲される。心を入れ替えたマサルの父は、店の看板メニューとしてアサリラーメンを加えた。激辛ラーメンもメニューに残し、オーガモンたちも大喜びだ。そして自分の信念である、人の心を温かくするラーメンを作るという気持ちを思い出したマサルの父のラーメン屋は、ふたたび行列のできる人気店へと生まれ変わったのだった。
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