オメガモンが現れるというウワサを聞いてハントに向かうタギルとガムドラモン。だが、そこにいたのは着ぐるみを着て別のデジモンになりきる怪盗ベツモンだった。タイキたちも遅れて駆けつけたが、ベツモンの寒いギャグに凍らされて取り逃がす。あらためて対策を取るタイキたちだったが、ガムドラモンは何故かやる気を失いクロスローダーへと引っ込んでしまう。そんなとき、時計屋のおやじの紹介で、リョウマたちがベツモンを捕獲するための協力を申し出る。タイキはその申し出を受け入れ、一緒にベツモンを追った。

ベツモンを追い詰めるタイキたちだったが、その変装にだまされて捕まえることができない。そこでシャウトモンに叱咤され、ようやくガムドラモンがクロスローダーから現れた。実はガムドラモンとベツモンは、デジタルワールドで一緒に活動していたときの相棒だったのだ。しかし、ベツモンはそのことを覚えていなかった。しかもガムドラモンは心の迷いから超進化できず、またしてもベツモンを逃がしてしまう。それを見て呆れたリョウマは、協力を解消しようとするが、タギルは自分たちが何とかすると決意を新たにする。

デジタルワールドにいたころ、その名を轟かそうと暴れていたガムドラモンとベツモン。だが、シャウトモンにガムドラモンは捕まり、ベツモンはそれを見捨てて逃げ出してしまったという。自分のことを忘れていたこともあって完全にやる気を失ってしまうガムドラモン。そんなガムドラモンに喝を入れながら、タギルは本当に相棒を見捨ててしまっていいのか？と熱く叫ぶ。その言葉に自分を取り戻したガムドラモンは、己を奮い立たせる。そのころ、タイキたちはベツモンが着ぐるみを作っている場所を見つけ、潜入していた。

エクザモンの着ぐるみを完成させて得意顔のベツモンの前にガムドラモンが現れた。今度は超進化に成功したアレスタードラモンはさらにクロスアップ、ベツモンの正気を取り戻そうと戦いを挑む。その変幻自在の動きに苦戦するタギルたちだったが、タイキ渾身の寒いギャグがベツモンの動きを止め、どうにか捕獲に成功する。捕獲されたベツモンはようやく正気を取り戻し、逃げ出したことをガムドラモンに謝って、事件は無事解決された。元気を取り戻したタギルとガムドラモンは、ふたたび一緒にデジモンハントに向かう。残されたタイキたちは、時計屋のおやじの寒いギャグを聞く羽目になってしまうのだった…