おジャ魔女どれみ#

TV 番組

第 21 話人間嫌いのマジョドンとやくそくのハーブ

2000/07/02放送
脚本:大和屋 暁 演出:伊藤 尚往 作画:なかじま ちゅうじ 美術:ゆきゆきえ/いでともこ

健康診断の乳母車レースをダントツの成績でクリアするハナちゃん。しかし、「ハナちゃんが優秀だからといって母親が優秀だとは限らない」とケチをつけるマジョハー ト。彼女の巧みな話術によって、どれみ達は魔女界の外れに住む大問屋魔女のマジョドンから魔法ハーブのラベンダーを貰ってくるというお使いを引き受ける事になった。
屋敷に着いた一行は、デラに聞いた通りの強欲そうなマジョドンに会う。早速、ハーブを分けて貰えるようにお願いすると、日頃のデラが可愛いくらいの法外な値段をつけてきた。憤慨したどれみたちは、その場を立ち去る。実は若き頃、人間に裏切られた事のあるマジョドンは、他人を、特に人間を一切信用できなくなっていたのだ。と、そこにマジョハートが現れ、どれみ達が戻ってきたら魔法ハーブを分けてやって欲しいと頼む。かつて共に人間排斥を唱えた友の言い分が信じられないマジョドン。しかし、マジョハートは「これは賭けだ」と言い残し、ハーブの代金として乳母の形見のブローチを置いていった。
そして、心をこめてお願いすれば何とかなるのでは、と再びマジョドンを訪ねていくどれみ達。呆然とするマジョドンであったが、ハーブを渡す条件として、意地悪くも屋敷の掃除を言いつける。だが、そんな事ならおやすい御用とどれみ達は笑顔で掃除にとりかかる。過酷なはずの要求を楽しげにこなす一同を見て、マジョドンは何故そこまでするのかどれみ達に問いかける。 「約束したから」。どれみ達のこの一言がマジョドンの心を撃ち、彼女は裏庭の鍵をどれみ達に渡し、ブローチもマジョハートに返すように頼む。
裏庭には、一角にハーブが生え、たくさんの世界に通じ るドアがあった。そしてその中の一つだけ蔓が絡まり周辺 の草が枯れているドアがあった。ハーブを摘む一同を尻目にそのドアに近づいて魔法をかけるハナちゃん。すると扉周辺の緑が息を吹き返し、バラの花が開花した。ほんの少し開いた扉の向こうの魔法使い界では、鏡に映 るどれみ達を見つめる謎の魔法使いの姿があった。
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