ゲッターロボの脅威であった恐竜帝国は、長きに渡る激闘の末、巴武蔵の命と引き替えに滅亡した。しかし、早くも新たな敵が動きはじめていた。帝王ブライ率いる百鬼一族と、恐るべき百鬼メカ軍団である。百鬼帝国は、エネルギー源となるゲッター線増幅炉を早乙女研究所から奪い、全世界を征服しようと企んでいた。これに対抗するため、早乙女博士はゲッターロボを10倍の力にパワーアップ。ゲッタードラゴン、ゲッターライガー、ゲッターポセイドンという新しいチェンジ形態を生み出した。流竜馬、神隼人、そして武蔵の後を継いだ車弁慶の3人がパイロットとなり、人類を守るため百鬼帝国に立ち向かってゆく。
前作『ゲッターロボ』の人気を受けて製作された、シリーズ第2弾。3パターンの合体をする巨大ロボの魅力はそのままに、武蔵を失ったゲッターチームがチームワークを建て直し、新たな強敵に立ち向かってゆくさまを描いた。練りに練られたシナリオにも要注目だ。優しさを持ってしまったばかりに処刑されそうになる鬼の少女、人間を怪物だと教えられてきた鬼と人間との友情…奥深い葛藤とテーマを秘めた物語は、観る者の魂を揺さぶる。