かつてのマジンガーZの搭乗者、兜甲児は、不時着した北海道で、宇門大介という青年と出会う。
宇宙科学研究所の所長、宇門源蔵の息子として平和な生活を過ごしていたが、その正体はベガ星人に滅ぼされたフリード星の王子、デュークフリードだった。だが、ベガ星人の魔手は地球にまで伸びてきてしまった。
全宇宙征服を企むベガ星人は密かに月の裏側に基地をつくり上げたベガ星人は、そこから繰出す円盤獣によって、地球の征服を計画しているのだ
。円盤獣と戦い、第二の故郷である地球を守るために、デュークフリード・宇門大介は封印していたUFOロボ・グレンダイザーを発進させ、ベガ星人と戦うことを決意する。
「グレートマジンガー」の後を受けて放映されたテレビシリーズ。スーパーロボットものを本格的なSFドラマとして認知させ、日本のアニメーションが世界に誇るエンターテイメントたり得ることを証明してみせた傑作である。葛藤に次ぐ葛藤を乗り越えてゆく主人公・ジークフリードの姿に世界中の視聴者が自分自身を重ね、イタリアやフランスでは絶大な人気を獲得。「グレンダイザー」の放映が延期されるやテレビ局に抗議が殺到した、というエピソードは今も語り継がれている。