後日、まろんは名古屋総合病院のベッドの中にいた。脱出に成功したものの、カゼをこじらせ入院していたのだ。だが大事はなく、すぐに退院できる事になった折、まろんは稚空の父:海生から、退院祝いにと屋敷へ招待される。その屋敷には、海生がコレクションしている蝶の標本と、何故かジャンヌの写真パネルが飾られていた。友人が偶然撮影したというその写真を、蝶と同様に愛でる海生に、まろんは複雑な心境を覚える。その夜、まろんが帰った後、ようやく入手できた幻の蝶「ブルーモルフォ」の標本を見ていた海生に、異変が起こる。彼の精気が、蝶に吸い取られていったのだ!