ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 45 話ネコ娘騒然!? 妖怪メイド喫茶

2008/02/17放送
脚本:真倉 翔 演出:深澤 敏則 作画:仲條 久美 美術:立花 コウキ

ネコ娘は、鬼太郎とねずみ男がメイド喫茶に入っていくところを目撃してショックを受ける。実は妖怪ポストに、このメイド喫茶に通っていた男が帰ってこないという手紙が届き、調査するために来たのだった。ねずみ男はここの常連だった。注文に戸惑う鬼太郎を見かねた目玉おやじは、勝手にラブラブ注入コーヒーを注文してしまう。蕾(つぼみ)というメイドの可愛さにほだされる鬼太郎。しかし、このメイド喫茶からは、かすかな妖気が感じられる。いったん引き上げる鬼太郎。だが蕾は、他のメイドに客を素直に帰らせたことを責められていた。
ねずみ男はお気に入りのメイドとデートしていた。だがメイドから発せられた煙のようなものに包まれたねずみ男は、我を失って蜂のような姿に変貌させられてしまい、異次元に連れて行かれる。そこには大きな木があり、他にも同様に連れてこられた男性がいっぱいいた。男たちは椿の花に戻ったメイドたちに取り込まれ、精気を吸い取られてしまうのだ。一方、妖怪横丁に戻った鬼太郎は、ネコ娘をはじめとする女妖怪たちに、メイド喫茶へ行ったことを説教されていた。そこに、運良く逃げ出すことができた、蜂の姿になったねずみ男が戻ってきた。
ココン(古今東西妖怪大図鑑)により、それが百年に一度目を覚ます古椿という妖怪の仕業だと知った鬼太郎は、自分がおとりとなって蕾とデートし、居場所を突き止めようと考える。メイド喫茶へ行き、蕾にデートを申し込む鬼太郎。ネコ娘、ろくろ首、アマビエ、砂かけばばあ、お歯黒べったりは、後をつけて様子をうかがう。純粋にデートを楽しんで、何ごともなく分かれようとする蕾に、鬼太郎は正体を知っていることを明かす。蕾は、自分は落ちこぼれで、男の人を犠牲にしたくはないと告白するが、古椿に操られ、鬼太郎を蜂の姿に変えて、異次元に誘い込むのだった。
異次元で正気に返った蕾は、鬼太郎を元の姿に戻す。蕾を出来損ないと言う古椿に、彼女は心の優しい美しい花だと言い返す鬼太郎だったが、自分を枯れさせると蕾も死んでしまうと言う古椿を攻めあぐねる。だが、古椿の攻撃から鬼太郎をかばって、蕾は身を投げ出した。後を追ってきたネコ娘たちも合流して、古椿と戦いを繰り広げる。怒りに燃えた鬼太郎は、髪の毛で古椿を貫き、体内電気で止めをさす。椿の花に戻った蕾は、鬼太郎の涙によって一粒の種となった。鬼太郎はその種を地面に植えて、蕾が綺麗な花を咲かせることを願うのだった。
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