塾に通っている少年、山崎光一は、テストの成績が下がったことに焦っていた。同じ塾の子等がみんな敵に感じられる。自分を励ます少女、真紀の声もわずらわしい。光一は成績表を投げ捨てるが、変な旅の僧がそれを拾い上げ、話しかけてきた。不気味に思った光一は逃げ帰る。自宅の二階にある自室で悩んでいた光一は、窓の外にさっきの旅の僧がいるのに気が付く。旅の僧は雨が降っているので一夜の宿を借りたいと頼んだ。お礼はするからと。二階の軒先で良いというので光一は薄気味悪く思うも承諾して、布団に入るがなかなか寝付けなかった。