蒼坊主は鬼太郎とネコ娘に案内されて、大林久美という少女の家を訪ねていた。以前、山で迷子になって崖から落ちた久美と、その友人の夏樹と健司を助けたことがあったのだ。思わぬ再会に喜ぶ久美。だがあの時、蒼坊主が久美たちを助けたのは偶然で、本当は強力な妖怪、樹木子(じゅぼっこ)を封印するために山に来ていたのだった。その後、樹木子は姿を消しており、もしかして久美たちを追って街に出て来たのではないかと考えて、訪ねて来たのだった。蒼坊主の想像通り、健司が樹木子におそわれ、血を吸われて入院するという事件がおきる。