沖縄では、家の屋根や軒先にシーサーの像が飾られ、人間を守ってくれる良い妖怪として神様のようにあがめ祀られていた。一方、ハブをもおそう毒蛇であるアカマタは恐れられ嫌われていた。バカンスで南方妖怪と一緒に沖縄に来ていたアカマタは、久しぶりの故郷を懐かしく思い、昔からの友達だったシーサーに会いに出かける。だがシーサーは、妖怪四十七士になった自分の許可なく沖縄に入ることは許さないと冷たく言い放った。昔あんなに仲が良かったシーサーに、実は嫌われていたと思ったアカマタはショックを受け、沖縄を離れようとする。