ゲゲゲの鬼太郎(第5期)

TV 番組

第 95 話妖怪スイーツ!バレンタイン作戦

2009/02/15放送
脚本:三条 陸 演出:小牧 文 作画:出口 としお 美術:清水 哲弘

ネコ娘は、鬼太郎へプレゼントするバレンタインデー用のチョコレートを作ろうと、アルバイト仲間の頼子と盛り上がっていた。西洋妖怪の魔女ザンビアは、伝説の強豪妖怪パンサーの協力の下、傷が癒えない愛するバックベアードが完全回復するように、バレンタインのプレゼントとして魔女の秘術百年鍋を作っていた。乙女の恋する気持ちを加えて煮込むことによって完成するのだ。より多くの乙女の恋心を集めようと、パンサーは人間の街を羽をのばして包み込み、甘い匂いで少女たちを催眠状態にし、愛する人の幻を見せて、飴玉に変えてしまう。
一方、妖怪横丁ではネコ娘が上手くチョコレートを作れずに悩んでいた。そこへ雪女の葵が、鬼太郎に食べてもらおうとチョコレートを持って訪ねてくる。ネコ娘は、鬼太郎と葵がいいムードになりそうなことに危機感を抱いた。相談するために頼子に電話するが、様子がおかしいことに気付く。街に行ったネコ娘は、パンサーの妖力によって飴玉に変えられた少女たちの中に頼子を発見するが、自分も催眠術にかかって飴玉に変えられてしまった。少女たちが消えたという手紙がたくさん来たので、鬼太郎は頼子の弟のあきひとと妹のあいかに話を聞く。
残された羽毛から激しい妖気を感知した鬼太郎は、ザンビアに追い付いたものの、パンサーに返り討ちにあった。ザンビアは百年鍋を完成させようとするが、パンサーの催眠術で飴玉にされてしまう。パンサーは百年鍋を自分に使い、完全体になってバックベアードを超える存在になろうと企んでいた。そのためにザンビアを利用したのだった。催眠が解けたネコ娘は、ザンビアと協力してパンサーを止めようとする。そこに鬼太郎と妖怪横丁の仲間たちが駆けつけた。かわうそ、子泣きじじい、ぬりかべ、葵と協力して連係攻撃でパンサーを追いつめる。
だがパンサーはちょうど完成した百年鍋を飲み干し、ネコ娘とザンビアも一緒に喰らって、完全体として巨大な姿をあらわした。連携攻撃で立ち向かう鬼太郎たちだったが、強大なパワーに押し返されてしまう。ネコ娘たちが体内にいるので体内電気での攻撃もできず、どうすることもできない。その時、急にパンサーが苦しみだす。飲み込まれたネコ娘やザンビア、少女たちが体内で暴れ始めたのだ。たまらず少女たちを吐き出して力を失ったパンサーは、鬼太郎に倒された。少女たちは元に戻り、愛する人にチョコレートを渡すことができたのだった。
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