雷神部屋の力士として快進撃を続ける松太郎。しかし、今日はいつにも増してヤル気のない様子…。というのも、自分の取り組みに懸賞金が出ないことが不満なのだ。幕下の相撲に付くわけがないのだが、松太郎は知ったこっちゃない。とにかく遊ぶカネが欲しくてたまらないのだ。と、そんな松太郎の前に、明日の対戦相手である力士・大黄金(おおこがね)が訪ねて来た。この大黄金、その四股名の通り金髪のマゲを結っており、一見すると外国人力士のようだが…、実はそうではない。パパが巨大外食チェーンの社長なので、その権力とカネを使って、染髪の許可を特別に受けているだけである。さて、その御曹司が、なにやら松太郎に話があるという。