暴れん坊力士!!松太郎

TV 番組

第 11 話大黄金

2014/06/29放送
脚本:浦沢義雄 演出:石黒 育 作画:石黒 育 美術:杦浦正一郎

雷神部屋の力士として快進撃を続ける松太郎。しかし、今日はいつにも増してヤル気のない様子…。というのも、自分の取り組みに懸賞金が出ないことが不満なのだ。幕下の相撲に付くわけがないのだが、松太郎は知ったこっちゃない。とにかく遊ぶカネが欲しくてたまらないのだ。と、そんな松太郎の前に、明日の対戦相手である力士・大黄金(おおこがね)が訪ねて来た。この大黄金、その四股名の通り金髪のマゲを結っており、一見すると外国人力士のようだが…、実はそうではない。パパが巨大外食チェーンの社長なので、その権力とカネを使って、染髪の許可を特別に受けているだけである。さて、その御曹司が、なにやら松太郎に話があるという。
大黄金に誘われるまま、超高級フランス料理店で食事をご馳走になる松太郎。なんでも、大黄金のパパは、大黄金が横綱になることを夢見ているらしい。それで大黄金は、これまで対戦相手を徹底的に調査・分析し、弱点を研究して戦ってきたのだという。そうして何とか幕下までやって来られたのだが…、明日の相手である松太郎には弱点が見当たらない。しかも、松太郎と戦った者は皆、大怪我を負っているではないか。これは大変に困る。そこで、今日の本題だ。大黄金は、明日わざと負けて貰えないかと、松太郎に頼みにやって来たのである。もし「お手伝い」をしてくれたら、傘下の外食チェーンを数件、プレゼントして差し上げますよ、と…。
自分の店があれば、お金もガッポリ! 憧れの女性・令子とのデートも思うがまま…。すっかり目がくらんでしまった松太郎は、一も二もなく「お手伝い」を約束してしまうのだった。そして翌日、いよいよ松太郎と大黄金の取り組みが始まった。両者見合って、はっけよい! だがその時、どこからともなく「坂口クン!」と松太郎を呼ぶ声が聞こえてきた。松太郎をそう呼ぶのは、令子しかいない。もし令子が見ているのなら、負けるわけにはいかない! 「お手伝い」のことなど頭からスッポリ抜けて、松太郎は軽々と大黄金を吹き飛ばしてしまうのであった。
取り組みが終わって、さっそく令子へ会いに行く松太郎。だが、どこにもいない…。と、そこへ怒りでカンカンになった大黄金が現れた。落とし前をつけて貰おうと迫る大黄金。しかし、それを大黄金のパパが止めた。こんな汚い手段を使って勝とうなんてとんでもない。今日限りで引退だと、パパは大黄金のマゲを落としてしまうのだった。かくして一件落着、しかし、この一連の騒動を陰から見守る人物があった。松太郎の同門力士・田中である。実は「坂口クン」と呼んだのは田中だったのだ。昨夜、食事から帰って来た松太郎の様子が妙だったので、一計を案じたのである。悪い予感を何とか防げて、田中はホッと胸を撫で下ろすのであった。
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