町へ巡業にやって来ていた関取・巌の国をコテンパンにしてしまった松太郎。その馬鹿力には、周囲で見ていた角界関係者もビックリ仰天。数日後には、松太郎の家にスカウトの行列が出来上がってしまうのだった。しかし、当の松太郎は相撲に全く興味がない様子…。とその時、親方の一人が、見学を兼ねて東京観光に来ないかと言い出した。そこでピンと来た松太郎。東京・千歳町には、松太郎が惚れていた美人の元・教師、令子センセイの家があるのだ。すっかり令子センセイに会いたくなってしまった松太郎は、これまでの無反応から一転。熱心に相撲部屋の住所を聞き比べ、令子センセイの家に一番近い『雷神部屋』へ入門する事を決めるのだった。