暴れん坊力士!!松太郎

TV 番組

第 5 話へたりと挫折と復活

2014/05/04放送
脚本:浦沢義雄 演出:門田英彦(絵コンテ:西澤晋) 作画:佐藤 元 美術:吉田智子

『雷神部屋』にスカウトされ、東京で相撲取りとなることを承諾した松太郎。しかし、もともと相撲を好きでなかった事もあって、上京初日からヤル気ゼロ…。だがそこで松太郎は、惚れていた女性・令子と再会。令子が力士を素敵に思っている事を知り、改めて相撲取りを目指すのであった。さて、そうしていよいよ始まった松太郎の相撲生活。ところが、あろうことか稽古初日からさっそく大寝坊。相部屋の仲間たちが起こそうとしても、まだ寝かせろと逆に怒鳴りつける始末。更には、騒ぎを聞きつけてやって来た兄弟子までぶん殴ってしまうのだった。
松太郎の傍若無人ぶりには、いい加減、周りの力士たちも怒り心頭。稽古で思い切りしごいてやろうと画策する。しかし、いざ稽古が始まってみると、松太郎はたった一発のぶちかましで兄弟子を吹き飛ばし、失神させてしまうのだった。その恐るべき怪力には、皆も唖然とするばかり。松太郎もますます調子づいてしまう。そこで遂に、雷神部屋の部屋頭、小結・猪ノ川(いのかわ)が立ち上がった。挑発されるがまま、猪ノ川に突進していく松太郎。しかし今度はガッシリと受け止められ、それどころか逆に投げ飛ばされてしまった。納得がいかず、松太郎は再び猪ノ川へと挑む。だが、何度やっても勝つことは出来なかった。猪ノ川は松太郎より強いのだ!
やがてボロボロになって、遂には悔しさから泣き出してしまう松太郎。稽古が終わっても一人号泣を続けていると、そこへ雷神親方がやって来た。松太郎をなだめる雷神親方。しかし松太郎は、それでしおらしくなるどころか大激怒。親方へ向けて老いぼれと暴言を吐いた挙げ句つかみかかり、最後には稽古の疲労から気を失ってしまうのだった。もう、どうにも手に負えん。雷神親方は肩を落とし、松太郎の破門を検討する。雷神部屋は松太郎一人を育てる場所ではない。いくら松太郎が強かろうと、それで部屋全体が滅茶苦茶になってしまっては意味がないのだから…。
だが、そんな親方に猪ノ川が願い出た。松太郎を自分に任せて欲しい、必ずモノにしてみせる、と。猪ノ川ほどの男がそこまで言うのなら、と破門を取りやめる親方。一方その頃、布団に寝かされていた松太郎も意識を取り戻していた。目覚めた松太郎がまず最初に始めたのは、考えることだった。どうすれば猪ノ川を倒せるのか? そして立ち上がり、土俵へと向かう松太郎。兎にも角にも稽古が必要だと感じたのだ。今までと打って変わって熱心なその姿勢には、他の力士たちも感心。ところが、土俵の上で松太郎が始めたのは相撲の稽古ではなく、パンチとキックの練習であった…。
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