そしてまた、ある夜、親方が寄合で出かけてしまった日の事…。鬼の居ぬ間に何とやら、ある者は外へ一杯やりに、ある者は自室で宴会を開いて、楽しい一時を満喫していた。もちろん松太郎らも部屋でお楽しみ…と思いきや、兄弟子たちに食料を独占されてしまった。怒って、兄弟子の元へ乗り込もうとする松太郎! 必死に止める若い弟子たち。仕方なく弟子らは、隠し持っていた秘蔵の食料を分け与える事で、松太郎の怒りを静めるのだった。しかし、それだけではどうにもやはり食い足りない。そこで何とか気を紛らわせようと怪談が始まったのだが…、松太郎がまたワルい事を思いついてしまった! 幽霊のフリをして、兄弟子を驚かせようというのだ。