ちょっとドジだけど恩情家のなぎさと、しっかり者で面倒見のいいほのか。プリキュアになるまで何の関わりも無かった二人だが、少しずつお互いを知りあってきた。なぎさもほのかもたった一人だけの大切な存在…のはずが…。いつもと変わらない普通の放課後、部活を終えた二人はあかねさんのたこやき屋へ行く事に。「科学部の先輩につかまっちゃって！」遅れてきたほのかと店へ向かうなぎさ。しかし二人が去った後校門にやってきたのは何とほのか！！ポイズニーがほのかに変身して先になぎさを連れて行ってしまったのだ。何も知らないなぎさは偽ほのかとたこやき屋に向かうが…。

「ねぇそれ見せてくれない？」やたらとメップルを気にするほのか。ミップルを“アレ”呼ばわりしたりと何か様子が変。ポイズニーはメップルとミップルの存在も名前も知らなかった為、名前を言い間違えてとうとうボロが出てしまう。さすがのなぎさも偽ほのかに気付いて逃げ出すが、本物のほのかも偽者に気付いて三人が鉢合わせに！！見た目はそっくりな二人のほのか。お互いになぎさの特徴や性格を言い合うが、やっぱり区別がつかない。しかし…「なぎさの靴下は、ちょっと臭う」プリキュア手帳に書かれたなぎさの独り言を知っているのは本物のほのかだけ。逃げ出す二人を冷たい瞳でポイズニーが見つめる…。

「私を信じて！」焦りが見える姉を内心心配するキリヤとイルクーボを後に、残された最後のチャンスに赴くポイズニー。なぎさとほのかを倉庫に追い詰め、今までに無い怒涛の気迫と猛攻撃で変身したプリキュアに迫る！「あんた達とはくぐって来た修羅場の数が違うのよ！！」がむしゃらに攻撃を繰り返し、ボロボロになっても立ち上がろうとする二人に言い放つポイズニー。なぎさ達の様に経験も無く戦っている人間は勝てないと断言する。ポイズニーの自在に動く髪に自由を奪われつつ、何とか放ったマーブル・スクリューもかわされてしまった。ポイズニーが叫ぶ、「力を伴わない正義は悪にもおとる！！」

絶対的な強さと自信のポイズニーに力の差を見せ付けられる二人。「でも私達にだって守りたい物がある…っ！」精一杯伸ばした手も、ポイズニーに引き離されてしまう…。「あとさきも考えず口ばかりじゃ勝てないって事すら分かってない様ね！」とどめとばかりに地面に叩きつけられるが、なぎさは立ち上がって叫ぶ！「でもだからその時限りの一回勝負！根性だけはてんこ盛りよ！！」再び手を繋いだ二人はポイズニーに必殺技をお見舞いし、三つ目のプリズムストーンを手に入れる。闇に帰るポイズニー。キリヤは一人強い決意を胸に、空に慟哭する。そしてほのかとの…。